2013年1月24日木曜日

出会いと別れと

11月からブログを放置してしまっていましたなぁ。

12月から1月にかけて二つの別れを体験しました。


闘病中の友人が2度目の入院をし、アンクルウォーマーを編んで欲しいというリクエストを貰ったので、せっせと編んでは送る年末年始を過ごしました。
最初に送ったのは、とにかく早く編み上げて送るのを優先して、普通のウールと手紡ぎウールとでふっくら柔らかく温かいアンクルウォーマーにしました。だけど入院中ともなると、洗濯機で気軽に洗えるタイプも欲しいだろうと思い、ウォッシャブルのソックヤーンを注文してまたせっせと編みました。
12月16日に退院ですと言っていたので、クリスマスもお正月も家族で迎えられるんだね、よかったなぁと思っていたものの、肺がん以外に骨に病気をもっている彼女が気がかりでした。お孫ちゃんの相手も大変だろうな、と暢気に考えていたのです。
松の内があけるのをみはからって洗えるアンクルウォーマーを発送しましたが、彼女は1月5日に亡くなっていました。お嬢さんから連絡をうけ、呆然としてしまいました。


ショックで、突然激しい悲しみに襲われて泣けて泣けてしかたがないこともしばしば。
他人の私ですらこうなのですから、ご家族はいかばかりかと思うとかける言葉もみあたりません。
彼女とは昨年の1月に入院した時に出会い、50日間、文字通り寝食を共にして、励ましあったり、笑いあったりして過ごしてきました。これから先、何年もおつきあいするつもりでいたのに、突然それが断たれてしまい、残念でなりません。


もうひとつは嬉しいお別れ。

2010年の11月に保護した野良猫に里親希望者さんが現れ、12月の末からトライアルにでています。うちから車で10分程度のところにお住まいの30代の御夫婦で、猫のペースをとても大切にしてくださる、やさしい方たちです。


里親さんがみつからないまま、長々とうちで隔離生活を続けさせる(うちの猫がどうしてもいじめてしまうので隔離していました)のはかわいそうだと思っていましたから、とても嬉しくて、なんだかまだ信じられないような気がしています。どこかに落とし穴があるんじゃないか、とビクビクw

2年間、うちの猫と同じように可愛がって大切にケアしてきた猫を送り出すのは、さすがに胸にグッとくるものがあります。だけど、これから先の長い年月を一緒に暮らしてくれる、素敵な里親さんがみつかったのだから、悲しくはありません。

ただ時々寂しいだけ。

しばらく空の巣症候群状態でした(; ̄ー ̄A

出会いがあればかならず別れもついてくる。そんな当たり前の事を前に、途方に暮れるような気持になってしまいます。



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